魔除けの剣は、" 心の魔を祓う剣 " でもある。
<剣の奥義>
魔と対峙し、魔と戦おうとしてはいけない。
決められた世界があって、
その世界の中に、あなたが存在し、魔がいて、
あなたはその魔と戦う・・・
そんな風に思ってませんか?
そうではない。
その魔も含め、この世界の全ては、あなた自身が生み出す世界。
あなたこそがこの世界の主。主導権はあなたにある。
自分=世界
これを忘れてはいけない。
魔とは、わたしたちを騙し、その真実を巧妙に覆い隠すもの。
あなたの奥底に光(世界を変え動かす神と同じ力)を閉じ込めているもの。
魔除けの剣は、
その騙しの邪念を断ち切り、覆いを切り開いて、
真実に目覚めさせてくれる。
閉じ込められた光を取り出し、世界を輝かせてくれる。
そのとき、魔は、魔でなくなり、
逆に、あなたに大きな恵みをもたらす幸運に転じるのです。
心に魔が生じたと思ったら、この魔除けの剣を思い出してほしい。
魔除けの剣は、いつもあなたの心とともにある。
ー 魔を断ち切り 運を切り開く 天神の剣 ー
令和元年 十一月吉日 「魔除け天神」の社号標奉納
魔除けの剣・鉾-魔除け天神社号標
"魔除け天神"の書字が刻まれているこの社号標(石碑)
の表面には、剣(つるぎ)の形の模様が入っています。
これを造る際、石を切断すると、その切断面に、剣
(鉾・矛・太刀)のような形の染み模様が現れました。
古墳時代などの古代の遺跡から出土した銅剣(銅鉾)の
ようでもあり、伊邪那岐・伊邪那美の神様が国生み
したときの天沼矛(あめのぬぼこ)のようでもあります。
この石は、悠久の時を経て自然が偶然に創り出したものなのでしょうけれど、
その偶然こそは、若狭野天満神社-魔除け天神と結ばれるご縁の必然であり、
この神社に来るべくして来た神の石(意思)なのでしょう。