私たちは、悲しいこと、悔しいこと、辛いことがあったとき、何かにすがりたい気持ちになります。
そして、いろいろなものにすがった結果、何も現実が変わらないことに気付き、自分はやはりこうなる
運命なんだと嘆きます。
その一方で、自分に無いものを全て備えた幸福な人を見て、どうして自分はそうでないのかと思い、
ひどい場合には、その人を妬み、不幸になることを心の中で期待するといったことをしてしまいます。

でも、ある一つのことを知らなければ、一生この不幸な状態から抜け出せないことになります。

その一つのこととはなんでしょう。


それは、

  「 人の心には不思議な力があり、
      
心の奥底で思い込んでいることは、それがなんであれ、
         私たちの住むこの世界に、物や出来事として現実化してしまう 」
 ということです。


その現実化する力は、私たちの考えが到底及ばないくらいの、もの凄い力を持っています。
このことは、私たちの科学では誰も正しく証明できません。


現代の科学の力をもってすれば殆どの自然現象は説明できると思いがちですが、むしろ、科学で
分からないことの方が多いのです。
現在、常識だと思われていることも、実は非常識なことなのかもしれません。

科学で説明できないものは全て眉唾物だと思うことこそ、私たち人間のエゴです。
事実、例えば100年前の科学レベルでは説明不能・眉唾物と思われていたものが、現代では
一般常識であるといったことが多々あります。

人類が持つ現代の科学こそが最高であり、それから導き出せる結果こそが真実・常識であると言う
ことこそ、何の根拠もなく科学的ではありません。


科学的に証明されようとされまいと、このことは人類が長い歴史において経験的に導き出した絶対的
な法則といえます。
 この心の法則による力は、世界中の人が等しく利用することができます。

人種、国籍、家柄、性別、善人、悪人・・・そんなことなど全く関係なく誰にでも平等に働きます。




それでは、「心の奥底で思い込む」 には、一体どうすればよいのでしょうか・・・

(* 心の奥底とは、潜在意識の一番深いところ、深層意識ということです)



   ・・・ いきなり強引に思い込ませようとしてもダメです。





では今から、それを現実化させるための具体的な方法をお教えします。





                 <願いを叶える具体的な方法>



@ まずは、今の状態(辛い状況・弱い自分)を、全てありのままに受け入れる。

 ・そのこと自体の良し悪しを考えるのではなく、“ありのまま”、“そのまま”を受け入れる。

 ・受け入れることは許すこと。
  (他人を許す。 状況・環境を許す。 そして自分を許す。)

 ・自分を許してあげてください。自分を褒めてあげてください。
  (自分でさえ好きでない自分に、どうして他人が好きになってくれるのでしょうか!?、
   どうして願いを叶える力が流れ込んでくるのでしょうか!?)

 ・何かを受け入れることは、勇気がいります。 真正面から向き合う必要があるから。
  でも、真正面から向き合うためには、真正面から向き合おうとしてもダメなんです・・・
  難しいですね。
  つまり、悩む自分によって悩む自分を受け入れることはできません。自分の心は1つだけだから。
  悩んでいる自分とその悩みを解決しようとする自分とは1つの心に同居できないのです。
  ではどうすればいいのか。 それは・・・
  もう一人の自分を設定し、そのもう一人の目線から、今の自分を客観的に見るのです。
  心に悲しみや怒りを感じたとき、「ああ、今、自分は悲しんでいるな・・怒っているな・・」と
  ある意味冷めた目線で客観的に自分を見つめるのです。
  もう一人の自分の視点で今の自分を見る。 これが大事です。

 ・自分の死について考えてみる。
  どういうことかと言うと、人間、誰しも自分はまだまだ死なない強い存在だと思っています。
  心のどこかで、自分の思い通りになることが当然だと思っています。 言い換えれば、
  自分こそは世界の中心であると、思い上がっています。
  だから、思い通りになっていない自分のことを、「そんなはずじゃない」と思って現実から目をそらし
  (臭いものに蓋をして)、それを受け入れようとはしません。 現実を否定しつづけます。
  でも、人は必ず死ぬんだということを意識して生きている人、つまり死を覚悟している人は、
  今この瞬間に生かされていることを感謝し、有り難いと思い、全てをありのままに受け入れる
  ことができます。 諦めにも似た「覚悟」とでもいいましょうか・・ 受け入れるにはそれが必要です。



A 心には、夢を現実化させる凄い力(法則)があるということを信じ切る。

 ・そんなのあり得ない、ウソだと思い込んでいる人は、その通りになります。
  つまり、夢なんて現実化しないという状況を現実化します。
  ですので、全ての前提として、心には不思議な力がある ということを信じていなければ
  なりません。

 ・実は、私たちは生きているのではありません。 生かされているのです。
  どういうことでしょう?
  あなたは自分の意志で心臓を動かしてますか?自分の意志で血圧・体温を調節してますか?
  自分の意志で、体全体の約60兆個の細胞の活動を整然とコントロールしていますか?
  自分の意志でできませんよね。
  では、何によって生かされているのでしょう?
  そうです、それこそが「凄い力」なのです。
  私たちの世界(心)には、説明できない不思議な力が存在しています。
  これは、見えない世界を支配する"法則"でもあります。



B 夢が実現したときの状況を、「五感」と「感情」を用いて、
               より具体的に、細部に至るまでリアルにイメージする。


 ・叶えたい夢(人生の最終目標)は大きければ大きいほど良い。実現不可能と思えるくらい壮大なもの
  で良いのです。 例えば、「数兆円を扱うような社会起業家になって、世界中の貧困、戦争をなくす」
  というような夢。
  夢と現状との差がより大きければ大きいほど、現状からその夢へ向かって現実化しようとする
  力もより強くなります。
  これはゴムを引っ張ることと似ています。つまり、ゴムの両端をより大きく引き離して伸ばすほど、
  逆に、互いに引っ張り戻そうとしてより強く引きつけ合おうとする力が働きます。

 ・夢は変更しても大丈夫です。現在のあなたが、こうしたいという夢を持てばいいのです。
  1ヶ月後、半年後、1年、3年、10年後・・のその時には、また別の夢が生まれているかもしれません。
  そのときには、それに変更すればよいだけです。 もちろん複数の夢を持ってもOKです。
  必ず1つの夢で、それを変更してはダメということはありませんので、
  気楽に、自分の思うがまま、大きな夢を設定しましょう。
  
 ・五感と感情を用いて、イメージの世界をより強く”体感”しましょう。
  色、音、香り、味、手触り肌触り、心地良さを感じながら、そこにそれが実在するかのようにイメージする。
  脳は、リアルにイメージされたことは、現実と区別ができません。(脳は意外と騙され易いのです)
  心の深層意識も、やがて、それが現実だと思い込むようになります。

 ・夢が大きく現実離れし過ぎているためリアルにイメージする(感じる)ことが難しいというのであれば、
  その大きな夢が叶う途中段階での理想の状態、例えば10年後の自分・生活環境を考え、こんな家
  に住んで、こんな車に乗って、こんな家庭を持って、こんな会社を経営(仕事を)していて、・・など、
  その理想の10年後の状態についてリアルにイメージするようにすればよい。
  ただし、決して大きな夢自体のレベルを下げて、小さな夢に変更してしまわないこと。

 ・夢の状態を「絵」に書いてみることも効果的。
  (より詳細に、具体的で、色彩溢れるカラフルな絵を書くことが好ましい)

 ・イメージする際は、深呼吸※するなどして、体の力を抜いてリラックスする。
  ※丹田を意識した腹式呼吸を行い、自分の“呼吸動作”に意識を集中するとよい。
  (静かな場所で静かな気持ちになる。その時に「笑顔」をつくると良い。)

 ・夢が実現した状態が当然であるかのように実感として感じられるまで、何度も何度も繰り返す。
  (本当に思い込んだ状態になると、わくわくした感じの嬉しい気持ちが自然と涌き上がってきます)

 ・時には嫌なイメージ(変な妄想)が頭に浮かんできて、なかなか消えないことがあるかもしれません。
  でもそんな時には、無理とに打ち消そうとせず、客観的に、「なんか頭の中に変なイメージが
  浮かんでくるな」 と軽く受け流して放っておいてください。
  脳生理学的にも、脳には変な妄想が現れやすい性質があるみたいです。(実は私も、良いことを
  イメージしようとしているのに、逆に、嫌なイメージばかりが浮かんでくることがあります)
  心配する必要はありません。 嫌なイメージが浮かんだからといって、それが直ちに現実化する
  ことはありません。 あなたの心はちゃんとブロックしてくれています。
  その嫌なイメージに強く執着して囚われなければ大丈夫です。



C 自分は、その大きな夢を叶えるのに値する人間だ という信念を持つ。

 ・自分で自分のことを(無意識的に)どう思っているか、つまり、セルフイメージが重要です。
  セルフイメージは変えることが出来ます。 どうすれば変えることができるのか・・・
  それは、上記Bのイメージ+五感+感情です。 特に、「感情」は強力です。
  例えば、過去に褒められたり成功したりして、得意な気持ち・うれしい気持ちになったときの「感情」
  (自信を持っているときの感情)を、理想の自分のイメージ(映像)と重ね合わせてみてください。
  脳は、実際と、その状態(イメージ+自信がある自分)との区別がつきません。
  それが、セルフイメージを変える鍵です。

 ・足を引っ張る人は、世の常識、見かけの道徳・善意、前例、これまでの経験、権威などを
  持ち出してきて、自分と同じ世界に引き戻そうと、あなたの夢・信念を潰しにかかってきます。
  これらを一切無視! ・・自分を信じることができていれば、何事にも動じません。

 ・あなたは、誰かに気に入られるがために生きるのではありません。
  他人はあなたのことを、さも分かっているかのように簡単にコメントするだけです。
  他人の評価に従って生きることは楽だけど・・ でも・・ 一体誰のための人生?
  そう、あなたの人生はあなたのもの。 人に何と思われようと何と言われようと、あなたが
  自分を信じ、ハッピーであればそれでいいのです。



D あなたの直感を信じ、夢を実現するために必要なことを、ひたすら実行する。

 ・どんな小さなことでもよいので、勇気を出して一歩を踏み出し“実際に行動”すること。
  私たちは、小さいころから “失敗しないことに価値がある” ように教えられてきました。
  違うんです。 失敗していいんです! 人間は失敗する生き物です。
  失敗せずに成功した人は一人もいません。
  大切なのは、失敗を恐れて何もしないのではなく、失敗してもいいから行動する勇気。
  失敗は恥ずかしいことではないんです。失敗を恐れて何もしないことこそが恥ずかしい。
  自分を格好良く見せる必要はありません。人になんと思われようといいじゃないですか。
  もう一度言います。 失敗していいんです。
  失敗したら、その失敗を生かして学べばいい。そうすればその失敗は成功なのですから。

 ・逆算して行動すること。
  人生の最終的な大きな夢があるとします。その大きな夢を叶える途中段階としての、
  例えば10年後の状態があるとします。 その10年後の状態から逆算して、5年後、1年後、
  半年後、3ヶ月後、1ヶ月後、1週間後、本日、そして今、自分はどういう状態でいなければ
  ならないのかを考え、今この瞬間、自分ができること、自分がすべきことに1つ1つ具体的
  に取り組む。

 ・なにごとも “集中” して実行することが肝要。
  レンズで光を集めて火を起こす実験したことありますよね。 そうです。光を分散していては
  火はつきません。 それと同じことです。  "今"に集中して実行しよう。

 ・夢や、その夢を叶えるための行動目標を、紙(手帳やノート)に手で書いてみることも効果的。
  (絵馬に書くのも良いかもしれません)

 ・「緊急ではないが重要なこと」 に時間を使うこと。 (*重要というのは、あなたの夢を実現させる
  ために必要な重要な時間という意味です)
  私たちは、「緊急なこと」、「緊急でなく、かつ、重要でもないこと」ばかりに時間を使いがちです。
  どうしても緊急な場合は仕方ありませんが、人生、それだけで終わってはいけません。
  目先の充実感が味わえることばかりして、日々追われる仕事だけをして、本当にあなたが求める
  重要なことから目をそらしていませんか?
  自分の夢を叶えるために重要なことだと思っているけれど、別に今しなくても大丈夫、また後で
  やろう、と思っていることにこそ、真っ先に優先して重点的に時間を使いましょう。
  時間は無限にありません。行動できるのは、この世界で生かされている「今」しかありません。

 ・リアルにイメージするだけでも現実化への道を一歩進むことにはなりますが、より早く確実に
  現実化させるには、行動することが重要です。実際に行動していくと、イメージがつかみ易くなり、
  一層、リアルなイメージをすることができるようになり、現実化が加速します。



E
 発する言葉を大切にする。 不用意に否定的な言葉を発しない。

 ・言葉には恐ろしいくらいの力があります。そう、言霊です。言霊を決して軽んじないでください。
  迷信ではありません。あなたが発する言葉に責任をもたないと、その通りになります。
  不用意に、汚い言葉、否定的な言葉を使わないでください。
  「自分にはできない、才能がない」と言っていると、本当はできることでもできなくなってしまいます。
  植物に対して汚い言葉を投げかけていると、その植物はすぐに枯れます。
  物に対して汚い言葉を投げかけていると、その物はすぐに壊れます。
  自分や他人に対して(家族、夫婦同士や子供に対しても)汚い言葉を投げかけ続けると、本当に
  その通りの人になってしまいます。

 ・あなたが発する言葉は、耳から入って(あるいは声帯からの振動が直接体を伝わり)、深層意識に
  影響を与えます。 何度も繰り返すうちに、深層意識はそれが真実だと思い込むようになります。
  リアルにイメージすることが思い込ませるための力となるように、言葉もまた、思い込ませるための
  力となります。  (神主の奏す祝詞は、言霊による深層意識への働きかけでもあります)

 ・普段の言葉遣いにおける、ちょっとしたテクニックをお教えします。
  例えば、「落とさないでね」と言う代わりに、「しっかり持とうね」といった、望ましい状態が想像できる
  ような言葉を使う。 落とさないでね!と言うと、“落とす”ことに意識が向いてしまい、逆にその現象
  を引き寄せ易くなってしまうからです。
  これは、例えば子育てなどにおいても使えます。
  「お前はいつも何でそうなんだ!」と言って怒る代わりに、「今度は〜となるようにしようね」と言えば、
  その良い行動をとることに意識が向き、良い行動をとるようになります。
  頭ごなしに、「お前は悪い子だ、馬鹿だ」と言うのではなく、「とったその行動は良くないことだ、でも、
  本当はお前は賢い良い子なんだから、次からはがんばれるよな」と叱ると、子供も次からがんばれる
  ようになります。(子供の自尊心も傷つけずに済みます)

 ・言葉を大切に使うということは、言葉自体に力(霊力=言霊)が宿っているということを知ることです。
  あなたの発した言葉は、その言葉を受ける人(物)に、強い影響を与えてしまうということを常に
  自覚しましょう。  あなたの発した言葉は、必ず自分に還ってきます。

 ・「夢を叶えたい」ではなく、「夢が叶いました」や「夢が叶いつつあります」と言う。
  (更に効果的 : 「ああ、夢が叶いました。ありがとうございます。感謝します。」)




F
 毎日、毎日、少しでもいいので、それらを継続する。

 ・それがどんな些細なことでも、実行し続ければ、積もり積もってもの凄く大きなものになります。
  このことは、決して気安め論ではありません。 それになぜか1+1+1=3ではなく、
  1+1+1=10となり、10+10+10=30ではなく、300となります。
  単なる足し算ではなく、加速度的に良い状況が引き寄せられて増えていきます。
  これも理屈では説明できない不思議な法則。

 ・但し、完璧主義になることはありません。継続が途切れたのならば、そこから再開すればいい。
  大事なことは、継続が途切れた意思の弱さを責めて悔やむのではなく、それを再開する勇気。
  自分の弱さを受け入れて、それでも続けるんだという勇気。 何度でもスタートできます。

 ・人間誰でも意思は弱いものです。意思の強い弱いではなく、継続しなければならないような環境
  (計画)に身を置くことがポイント。

 ・継続して行動すること自体が楽しくなるように、自分に対して(脳が喜ぶような)ちょっとした
  ご褒美をあげることも続けるためのテクニック。



G 「なんとかなるさ!」というくらいの気楽な気持ちを持つ。 (執着しない)

 ・夢を実現しなきゃ、夢を実現しなきゃと、夢を実現しなければならないことに、
  執着してはいけません。
  絶対に現実化させるんだ、絶対に現実化させるんだと、そのことにばかりに囚われていると、
  絶対に現実化させなければならない と焦る状況を、そのまま現実化してしまいます。

 ・逆に、気楽な気持ちを持たなきゃだめだ、とそればかりに執着してもいけません。

 ・願いが叶えば儲けもの、だめでもともと、というくらいの感じで、肩の力を抜いていきましょう。
  「楽しみながらやる」というのがミソです。

 ・上記Bのイメージすることにおいても、良いことをイメージしよう、イメージしようと執着して、
  無理矢理にがんばろうとしてはいけません。
  それは、現在の自分(のイメージ)を維持しながら、一方で、こう成りたいという自分のイメージを
  持とうとすること、つまり、相反する2つのイメージを同時に持ってしまっていることになります。
  自分が、現在と未来の両方に存在してしまっているのです。
  足に錘を付けて自分を固定した状態で、未来に軽やかに飛んでいこうとしてもダメなのです。
  これでは効果が半減してしまいます。
  ではどうするのか・・・   気楽な気持ちで、「イメージすること、そのものを楽しむ」のです。
  それにより、未来のイメージ側にのみ、理想の自分を存在させて強化することができるのです。
  違いが分かりますか?   とっても重要なポイントです。





・・・・・・こうしているうちに、

現在、自分にとって(無意識的に)それが当然だと思っているレベル、すわなちあなた自信の
生活・健康・マインドのレベルが、夢を叶えた状態と等しい高いレベルへと置き替わります。
(心の奥底で思い込むことは、自分の世界を書き替えること)

すると、

その置き替えられた高いレベルの状態と、現状とのギャップを埋め合わせるように(現状が
その高いレベル状態に近づくように)、まるで飛行機が目的地へ自動操縦で導かれるように
「機械的」に、そして、「私たちの考えが及ばない凄い方法〜奇跡と思えるような方法」で、
夢を叶えるために必要なありとあらゆる人・物・状況(・幸運)を引き寄せ、それがこの世界に
現実のものとなって現れます。



ところで、心に描く世界と、現実の世界とは繋がっていることを考えれば、心が思い込んだ時点で
既に現実化しているともいえます。
ただ・・ 物質となってこの世界に現れるまでに個人差があるため、殆どの人は、「やはり無駄だ」
と思い、元の居心地の良い否定的なことを考える自分に戻ってしまいます。

現実化されるまであと少しのところまで来ていたのに・・・


思い込みの方法は、上記以外の方法であっても構いません。
自分独自のおまじない・儀式であってもよいし、何らかの宗教を利用してもよいのです。
もちろん、宗教を利用するような場合であっても、要は、あなたの心が強く思い込むことができればよい
のですから、極端な言い方をすれば、神道を含め、信じる宗教はなんだってよいのです。
あなたが信じて幸せになれる(もちろん他人を不幸にしない)ものであればそれで良いのであって、
宗教そのものに優劣はありません (思い込みのやり方に優劣はありません)。
あなたに起こる出来事の違いは、決して、あなたが信じている宗教の良し悪しによる違いではない
のです。

あなた自身の心による、“深い無意識での思い込みの違い” なのです。
この宗教、この神様、この教祖様を信じていれば幸せになれる と思い込めばそのようになるし、
この宗教を信仰しなければ不幸になる と思い込めばそのようになってしまいます。
宗教など頼らずとも幸せになれると思う人は、もちろんその通りに幸せになれます。


良いことも悪いことも、全て、あなた自身が引き寄せて現実化させた結果です。


他人や環境の責にする人は、他人や環境の責にしなければならないその状況を、いつまでも
現実化し続けます。
気にくわない人・物・環境に対して不平不満・文句を言い、礼儀をわきまえず人の気持ちも考えずに
自分勝手・傍若無人に振る舞う人は、一生、そのようなことをしなければならない不幸な状況から
抜け出せません。


あなたは、
人が嫌がることをしていませんか?
言葉や暴力で人を傷つけていませんか?
人を妬んだり、恨んだりしていませんか?
その人の為に と言いながら、自分のことを押し付けて自分のストレス(劣等感)をぶつけていませんか?
自分は、自分は、と自分のことばかり主張してませんか? ちゃんと譲り合ってますか?
自分の思い通りにならなかったからといって、すぐ怒っていませんか?
物を大切に扱ってますか?どこにでもゴミを捨ててませんか?
悪いことをしたと思ったら、ごめんなさい とちゃんと謝っていますか?
約束したことは守っていますか?
自分の立場として、親として、無責任なことをしていませんか?
人として恥ずかしいことをしてませんか?


そういう人は、不幸な状況から抜け出せないどころか、やがて全ての周囲からその報いが倍になって
還ってきます。 そして、最後には自滅します。

自分で蒔いた種は、自分で刈り取ることになるのです。 例外はありません。

ですので、あなた自身が変わらなければいけないのです。
いや、あなた自身が変わる以外はないのです。


誰かが、どこかの神様が、いつか助けてくれる・・・そんな都合のよい身勝手なことはありません。

自分が変わろうとしない限り、“絶対に”今の現実は変わりません。 
これが法則です。



  「良いことを思い込めば、良いことが起こる  悪いことを思い込めば、悪いことが起こる」


心の法則は、凄くシンプルな法則です。10個悪いことが起きて悩んだのだから、そろそろ3個ぐらい
良いことがあってもいいだろう なんて考えていても、10個の悩みを、そのまま現実化するだけです。
あなたの都合なんて、この法則にとっては全く関係ありません。

心自体は、良い・悪いの判断を一切しません。

物事を複雑にしたり、制限するのは、いつもあなた自身です。


だったら、10個良いことを考えて、その10個をそのまま現実化させない手はないでしょう。
10個良いことがあったのだから、そろそろ悪いことが起こる なんて考える必要は全くないのです。


幸福になるのに遠慮することはありません。

幸福になることに後ろめたさを感じる必要は全くありません。


幸福になりたい、幸福になりたい、と言いながら、でもいざ、「どうぞ!幸福になっていいですよ」と、
目の前に幸福を差し出されると、何故かそれを受け取ろうとしない人が多い。
・・・このことは、例え現状に不満があっても、現状(居心地の良い住み慣れた自分の世界)から変化する
ことが無意識的に恐怖であり、その恐怖を選択することよりかは、不満な現状であることの方がマシだと
いうことの現れ。
・・・人は、例えそれが良いことであっても、変化することは不安・恐怖なのです。


10個で物足りなければ、100個良いことを現実化させればよいのです。

100個で物足りなければ、1000個良いことを現実化させればよいのです。


どうか勇気を持って、幸福になってください。
不安・恐怖に囚われないでください。
勇気を出して手を差し出し、目の前の幸福をつかんでください。
自分は幸福になる当然の権利があり、絶対に幸福になる!とこの場で誓ってください。

あなた自信が幸福になろうとしなければ、誰もあなたを幸福にはしてくれません。
幸福になるのは、あなた自身です。



        心の法則について理解したら、次に必要なのは“実際の行動”



例えば、あなたは自分の腕を持ち上げたいとします。
でも、持ち上げたいと思っているだけでは、いつまでたっても腕は持ち上がりません。

自分の腕に向かって、「持ち上がれ、持ち上がれ、」と言って願っているだけでは決して
持ち上がりませんよね。

ではどうすればよいのか・・  そう・・  持ち上げればよいのです。
腕を持ち上げるという実際の行動をすればよいのです。

持ち上げたいという願望ではなく、持ち上げるんだ!という意識を伴った実際の行動こそが
腕を持ち上げるのです。

この違いが分かるでしょうか?


多くの人は知らないのです・・  単にそれをやればよい ということを・・・

こういう自分になりたい → こういう自分になればよい
健康になりたい → 健康になればよい
幸せになりたい → 幸せになればよい

「なりたい」 ではなく、 「なる」 という覚悟の違いでしょうか。




        過去や未来は実在していない。 “今”というこの瞬間だけが存在する

あなたは過去や未来が実際に存在し、過去から未来へ向かって時間が流れていると思っていますか?
過去があるから、それが原因となって、現在、そしてこれからの自分がある(因果律)と思っていますか?
当然、そう思いますよね。

でも・・実は、過去や未来は実在していないのです。過去から未来へと時間が流れている訳ではあり
ません。 ただ、今、この瞬間、瞬間の世界だけが存在しているのです。
過去や未来の世界が実在していると思うのは、あなたの脳が、あたかも過去や未来が実体として存在
しているかのように認識・記憶しているからです。

今日の次には明日が来ると思っていますか?
いいえ。 今日の次は、やはり今日なのです。 明日という実体が存在する訳ではなく、あくまでも頭の中
であなたが作り出している、明日という一概念にすぎません。

過去や未来は全て、“今”というこの瞬間に凝縮して在ります。


ですので、今、不幸だな〜と思う人は、同時に、過去も未来も不幸です。
今、幸せだなぁ〜 と思う人は、同時に、過去も未来も、幸せです。

「そんなこと言ったって・・ 現に〜なんだもの・・  気安め言わないくれ!」
例えば、今健康を害しており、この先、更に悪くなるかもしれない状況なのに、幸せだなぁ〜なんて
思えないということですよね。
でも考えてみてください。 今現在、更に悪くなった状態ではないですよね。現にあなたは生きてます。

過去がそうだったのだからとくよくよ悔やんだり、まだ何も起こっていない将来のことを悩んだり不安に
思う必要はありません。 (時間と体力の無駄です。そのエネルギーを他に向けてください。)

だって・・ 過去や未来は実在しないのですから。


過去が原因となって未来が生じる訳ではありません。
過去や未来を生じさせる原因となるのは、 “今この瞬間に在るあなた” なのです。

一瞬一瞬に存在する今この瞬間の世界だけが真実です。

今、有りもしない過去に囚われないでください! 今、有りもしない未来の不幸に囚われないでください!



ところで、“〜を念ずる” という言葉がありますが、
この「念」という字を見てください。 「今」の「心」と書きますよね。

つまり、今この瞬間に心を集中して全力で取り組むからこそ、“念”という力が生じ、この力が、
物事を動かし、世界を変える
のです。

将来いつか条件が整って、幸せだと思えるようになったときに幸せだと感じるよ ではダメです。
いつまでも幸せになれません。
順序が全く逆です。 今この瞬間が幸せでないから、いつまでも条件が整わないのです。

今のあなたが変われば、同時に、過去の自分も未来の自分も変わります。 
信じられないかもしれませんが、それが法則です。


上記のDに、今に集中して実行しましょう と書いたのは、
「今この瞬間に集中して物事に取り組むことは、実は、未来をも同時に変えていることになる、
 すなわち願望を実現することになる」 ということも言いたかったのです。




先ずは現在の状況から逃げずに、全てを受け入れてください。

そして、気楽な気持ちで、

今を大切に今に集中し、自分のなすべきことを“一所”懸命やってください。


神道について続き
神道について